榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

生前は無名だったが、死後、19世紀を代表する詩人と評価されたエミリ・ディキンスンの伝記映画・・・【情熱的読書人間のないしょ話(952)】

【amazon DVD『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』 カスタマーレビュー 2017年11月28日】 情熱的読書人間のないしょ話(952)

朝から昼へと変化する空は見飽きません。結婚記念日なので、庭の見える店で昼食を取りました。我が家の庭の片隅で、キクがひっそりと白い花を咲かせています。アジサイがこんなに紅葉しました。マンリョウが赤い実をたくさん付けています。因みに、本日の歩数は11,686でした。

閑話休題、『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』(DVD『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』<テレンス・デイヴィス監督、シンシア・ニクソン、ジェニファー・イーリー、キース・キャラダイン出演、アルバトロス>)は、生前は無名であったが、死後、19世紀を代表する詩人と高く評価されるようになったアメリカ人、エミリ・ディキンスンの伝記映画です。

本作品のおかげで、私の知らなかったエミリ・ディキンスンという個性的な詩人を知ることができました。

エミリが神の存在を信じていないこと、彼女が自分の容貌を卑下していること、彼女が自分の信条を貫くためには、家族を含む周囲との軋轢を厭わなかったことが、臨場感豊かに描かれています。

世間から認められなくても、自分の詩才を信じ、詩を作り続けた生涯は、鬼気迫るものがあります。

映画を見終わった後、彼女の詩の才能は認めるものの、こういうタイプの女性とは近づきになりたくないというのが、私たち夫婦の一致した感想でした。