79歳の著者から励まされました・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1586)】
マツバボタンが黄色い花を咲かせています。モミジアオイも頑張っています。因みに、本日の歩数は10,625でした。
閑話休題、79歳の著者の手になる『79歳、大学院生。――悔いなく生きるための私の挑戦』(白鳥早奈英著、海竜社)に励まされました。
「この年齢になると、命の進行のスピードが変わってくるのです。まさに『時は命なり』です。うかうか・ぼやぼやしていると、心の準備もできないまま、あっという間に人生の終着点へと送りこまれてしまって、『はて、ここはどこなのだろうか。私は一体今何をしているのだろう』『なぜここにきたのだろう』とうろたえることになりかねません。これではあまりにも情けなさすぎるので、これからの時間は1分1秒といえども無意味に過ごすことはしないで、自分の納得いく時間の中に身を置いていくようにすべきなのです」。
著者は、自分の好きなことをする時間を増やすことを勧めています。「『自分が楽しいと思えること』『好きだと思えること』を見つけて、生活の楽しみを増やしましょう。好きなことをする時間が増えれば、きっと今より人生が楽しくなるはずです」。本を読む・書評を書く・写真を撮る・散策する――という毎日を送っている私は、著者に同感です。
私も、ぜひ実行したいと思ったのは、「毎朝瞑想をする」です。「瞑想とは、簡単に言えば一定時間目をつぶり座り続けるリラクセーション法です。私も3年前から、毎朝10分間瞑想をするようにしています。私が瞑想を始めたのは、かのスティーブ・ジョブズ氏が毎日1時間の瞑想を欠かさずに行っていたことを知ったからでした。彼の伝記『スティーブ・ジョブズ』を読み、そのことを知り、私もやってみようと思ったのです。・・・ジョブズ氏のように1時間の瞑想はとてもできませんが、10分間だけでも気持ちが落ち着き、すっきりした気持ちで仕事や研究に向かうことができます。・・・頭だけでなく、体も軽やかに感じます。・・・瞑想は、人を優しく穏やかにする効果があるようです」。
著者が日々心がけていることが7つ挙げられています。
●食事は3度、体調に合わせて過不足なく
●感謝を忘れない
●すべてをありのままに受け入れる
●ライバルは他人ではなく、自分
●若々しいハイエイジ(=高齢者を意味する和製英語)でいること(身なりも雰囲気も考え方も若々しく)
●つらいときや落ち込んでいるときは、人に会わない
●金銭がらみの人づきあいには注意する