モノを手にとり、ときめくモノは残し、ときめかないモノは捨てるのが、片づけのコツ・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1637)】
ジョロウグモの雌が、獲物が網にかかるのを待ち構えています。因みに、本日の歩数は10,033でした。
閑話休題、今や世界にその名を轟かす近藤麻理恵の片づけ術。そのパワーの原点を知りたくて、遅蒔きながら、『人生がときめく片づけの魔法』(近藤麻理恵著、サンマーク出版)を手に取りました。
著者の言いたいことは、9カ条にまとめることができるでしょう。
第1条は、「一気に正しく片づける。すると結果がすぐに見える。だから、続けられるし、片づいた状態がずっと維持できる。このプロセスを経験することで、たとえ誰であっても二度と散らかった部屋に戻るまいと心の底から思うのです」。「私は、部屋の片づけなんてさっさと終わらせたほうがいいと思っています。なぜなら、片づけは人生の目的ではないからです」。
第2条は、「片づけでやるべきことは大きく分けて、たった2つしかありません。『モノを捨てるかどうか見極めること』と『モノの定位置(収納場所)を決めること』。この2つができれば、片づけは誰でも完璧にできるのです」。「大事なのは『<捨てる>が先』の順番だけ」。
第3条は、「では、どう片づけたらいいのかというと、それは『モノ別』に片づけること。『今日はこの部屋を片づけよう』ではなく、『今日は洋服』『明日は本類』というふうに、『モノ』ごとに片づけを進めていくようにするのです」。
第4条は、「(モノを捨てる前に)自分が『片づいた部屋で生活している様子』がありありとイメージできるくらい、具体的に考えることです」。
第5条は、「モノを一つひとつ手にとり、ときめくモノは残し、ときめかないモノは捨てる。モノを見極めるもっとも簡単で正確な方法です」。「モノを残すか捨てるか見極めるときも、『持っていて幸せかどうか』、つまり、『持っていて心がときめくかどうか』を基準にするべきなのです」。
第6条は、「『スムーズに捨てるための、基本の順番』はこう。はじめに衣類、次に本類、書類、小物類、そして最後に思い出。この順番がベストです。捨てる難易度に、その後の収納の難易度も加味して出した、私の結論です。・・・モノを捨てる順番を変えるだけで、残すか捨てるかの判断スピードが格段に速くなるのですから、試してみない手はないと思いませんか」。
第7条は、「モノの定位置を決めるときのポイントは、すべてのモノの定位置を『一つ残らず決める』こと」。
第8条は、「積んではダメ、基本は『立てて収納』する」。
第9条は、「『一気に短期に完璧に片づけをやり終えた人』の人生は、間違いなくドラマチックに変化していくのです」。「『片づけの魔法』効果の一つが、自分の判断に自信が持てるようになることです」。