ラベンダーに、こんなに多くの系統と種があるとは・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1902)】
【amazon 『ラベンダー』 カスタマーレビュー 2020年6月29日】
情熱的読書人間のないしょ話(1902)
キキョウが薄紫色、白色の花を咲かせています。ウキツリボク(アブチロン)、アルストロメリアも頑張っています。シマトネリコが蕾をたくさん付けています。キンメキャラボク(キンキャラ)の黄色い葉が目を惹きます。ミニトマトが実を付けています。
閑話休題、『ラベンダー』(下司高明著、NHK出版・NHK趣味の園芸 12か月栽培ナビ)では、ラベンダーの種類と12か月の栽培作業・管理が分かり易く解説されています。
「苗のときは枝や葉が柔らかく、草花のような姿をしているが、ラベンダーは草ではなく常緑性の低木です」。
ラベンダーの主な系統として、最も香りがよいアングスティフォリア系(イングリッシュラベンダー、トゥルーラベンダー、真正ラベンダー)、精油分が多く、カンファー(樟脳)の強い香りが特徴のラバンディン系、ウサギの耳のようなの苞葉が愛らしいストエカス系(フレンチラベンダー、スパニッシュラベンダー)、四季咲き性で、長く花が楽しめるデンタータ系(フリンジラベンダー)、四季咲き性で、可憐な花とレースのような葉が特徴のプテロストエカス系(レースラベンダー、ファーンラベンダー)、大株になり、長く咲き続けるスィートラベンダー、白っぽい美しい葉が特徴のソーヤーズが挙げられています。
これらの系統のそれぞれについて、代表種が写真と文章で紹介されています。
私は散策中、見かけたラベンダーの写真を撮り、種名を調べるようにしているのだが、これほど種の数が多く、素人には見分けが難しいと知り、種名を突き止める作業は中止することに決めました。
ラベンダーの多様さと奥深さに触れることのできる写真集です。実際に栽培に挑戦しようという人には必須の一冊と言えるでしょう。