仕事ができる人とは、頭の中がきちんと整理整頓できている人・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2277)】
【読書クラブ 本好きですか? 2021年7月7日号】
情熱的読書人間のないしょ話(2277)
イチモンジチョウ(写真1~3)、コクワガタの雄(写真4)、シロテンハナムグリ(写真5)、ニホンカナヘビ(写真6)をカメラに収めました。因みに、本日の歩数は11,296でした。
閑話休題、『仕事と人生』(西川善文著、講談社現代新書)は、気骨あるバンカー・西川善文の後進へのアドヴァイスが満載です。
●評価される人――
「組織には人事異動がある。そこで出世する人もいればそうでない人もいる。上司は何を評価して異動を決めるのか。一つのポイントとして、得意とする分野を持っているかどうかが挙げられるだろう。人それぞれに得意分野というものがあるはずだ。それが一つの場合もあるし、二つの場合も三つの場合もある。その得意分野を活かして成果を挙げた人は評価が高い」。
●成長する人――
「一つ上の立場で考えるかどうかで差がつく」。
●部下がついてくる人――
「部下の得手不得手を見抜く」。
「部下を育てると同時に自分も成長を」。
●仕事ができる人――
「一つ挙げるとすれば『頭の中をきちんと整理整頓できる』ことが大事だと私は思う。仕事にはいろいろな要素がある。そのすべてをクリアしようなどと欲張らず、整理整頓してみる。そして『本質は何か』を考える。言い換えると、その仕事のツボがどこにあるかをつかむのである」。
●成果を出す人――
「スピード感を持っている」。
「ピンチをチャンスととらえれば大きな変化をつくり出せる」。
●危機に強い人――
「見たくない現実こそ直視する」。
著者の体験に基づいているだけに、いずれのヒントも説得力があります。