これ以上、閉店する書店が出てこないように!・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3834)】
【読書の森 2025年9月21日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3834)
イチョウの実が置かれています。因みに、本日の歩数は11,961でした。
閑話休題、エッセイ集『そんなときは書店にどうぞ』(瀬尾まいこ著、水鈴社)には、著者・瀬尾まいこの、書店に少しでも何かお返しができたらという思いと、これ以上、閉店する書店が出てこないようにという願いが込められています。
「あちこちに工夫が凝らしてある店内を歩くのは、ちょっとしたテーマパークと同じうきうきとわくわくが詰まっています。皆さんが書店に行かれることこそが、書店さんが続いていくことにつながります。いろんな世界を見せてくれ、今いる日常と違うことを経験できる。時には、味方になってくれることも、宝物になることだってある。それでいて、好きなときに手に取ることができる気軽なもの。そういったものをお探しのとき。そんなときは書店にどうぞ」。
作家と出版社・編集者の関係、作家と書店の関係、作家と読者の関係、作家と家族の関係が、ユーモアたっぷりに描かれているので、自分もその業界人になったような気分を味わうことができました。
書店に入ると、2時間ぐらいはすぐに経ってしまう私の場合、知的散策をする書店がなくなると、本当に困ります。一人でも多くの人に本書を読んでほしい! 一人でも多くの人に書店を訪れてほしい!