榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

心の持ち方、仕事のノウハウ、仲間との接し方――アドヴァイス200連発・・・【続・リーダーのための読書論(77)】

【ほぼ日刊メディカルビジネス情報源 2017年11月13日号】 続・リーダーのための読書論(77)

アドヴァイス連発

『はたらくきほん100――毎日がスタートアップ』(松浦弥太郎・野尻哲也著、マガジン ハウス)には、仕事を進める上でのアドヴァイスが200挙げられている。いずれも、ワンフレーズ表現で、しかも分類・配列されずに、次から次へとポンポンと繰り出されてくるのが、本書の特徴だ。そこで、私の心に響いたものを、私なりに「心の持ち方」、「仕事のノウハウ」、「仲間との接し方」の3つに整理してみた。

心の持ち方

●(人生の)最後の5分でやりたいことを。
●知らないことには興味をもつ。
●仕事以外の感動から学ぶ。
●(人との)ひとつの縁を大切に。
●つまらないことに、支配されない。
●楽観的な人は、強い。
●心配するより、(チャレンジできることに)感謝しよう。
●間違いも裏切りもあたりまえ。
●期待のしすぎは、自分のエゴ。
●失敗しない人は何もしていない人。
●大変な時こそ力を抜く。
●問題は先送りせず、いま解決する。
●問題意識が「引き寄せ」を生む。
●課題に情熱を持とう。
●本気になる。
●「自信をつける儀式」をもつ。
●自己投資にはコストをかける。
●伝えることを楽しもう。
●ユーモアのセンスを忘れない。
●「会いたい」と思われるように。
●誰だって、楽しい人が好き。

仕事のノウハウ

●(仕事を)ひとりで抱え込まない。
●「やらないルール」を決める。
●情報という大切。
●最新を知っておく。
●価値の変化を読むこと。
●誰よりも早く見つける。
●いろいろな視点で考えてみる。
●独創性にこそ価値がある。
●方法の発明をする。
●自分だけのフレームワークを発明する。
●面倒くささの中に宝物が眠っている。
●(思いつきやアイデアを)書くことは考えること。
●どう実現するかを研究する。
●アイデアを照れない。
●アイデアは人に話す。
●人に話して、整理する。
●難しい仕事は、分解してみよう。
●準備がすべて。
●仕事は、初動で8割が決まる。
●心に響くシナリオを持つ。
●面白さを語れるように。
●プレゼンは、相手を理解する場。
●一人目のファンを作る。
●雑用も楽しく。
●必ず振り返りを行う。
●仕事上手は、休み上手。
●独立思考を身につける。

仲間との接し方

●メンバーに心から興味をもつ。
●自分が先に、相手を理解する。
●みんなでひとつのことをやってみよう。
●短く叱り、たっぷりほめる。
●仲間を一緒に高めていく。
●「人の痛みを感じるアンテナ」を立てておく。
●放たれた言葉は、消えない。