たった一人の女、たった一人の友、そしてたった一つの思い出と一冊の書物、これらを手に入れるだけでも・・・【ことばのオアシス(59)】
【薬事日報 2011年2月9日号】
ことばのオアシス(59)
たった一人の女、たった一人の友、そしてたった一つの思い出と一冊の書物、これらを手に入れるだけでも、懸命に生きなければ手にすることができない。
――ギルバート・ケイス・チェスタートン
英国の作家、批評家、ギルバート・ケイス・チェスタートンの言葉。
チェスタートンは、『ブラウン神父の童心』などのブラウン神父・シリーズの推理小説で知られているが、独得の逆説と諧謔に満ちた多くの警句を残している――例えば、「私の成功の秘訣は、敬意を持って最善のアドヴァイスを聞き、そのアドヴァイスの全く逆を行ったことである」、「解決策が分からないのではない。問題が分かっていないのだ」、「本を読みたいという熱心な人間と、読む本が欲しいという退屈した人間では、雲泥の差がある」など。
戻る | 「ことばのオアシス」一覧 | トップページ