榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

豪華絢爛、極彩色のエンタテインメント映画に痺れよう・・・【山椒読書論(412)】

【amazon DVD『ムトゥ 踊るマハラジャ』 カスタマーレビュー 2014年2月12日】 山椒読書論(412)

世界最大のインド映画王国の頂点を示す『ムトゥ 踊るマハラジャ』(DVD『ムトゥ 踊るマハラジャ』<K・S・ラヴィクマール監督、ラジニカーント、ミーナ出演、マクザム)は、エンタテインメント映画の最高傑作である。

一言で言えば、マハラジャ(絶対的な権力と莫大な富を有する大地主)に仕えるムトゥと、劇団の花形女優・ランガのラヴ・ストーリーであるが、圧倒的な迫力で見る者を魅了する。

1000人のエキストラ、30頭の象が乱舞するスケールの大きな極彩色の世界。一度聞いたら癖になるインド独特の歌。ビートの利いた踊り。官能的な女性たち。ワン・コーラス毎に色彩が変化するミュージカル・シーンは、まさに、この世の極楽浄土だ。映画の楽しさ、ここに極まれり。

落ち込んだとき、ヴォリュームを上げてこのDVDを見たら、ちまちました悩みなど世界の果てまで吹っ飛んでいってしまうことだろう。