ヒグラシの背中に寄生するセミヤドリガの真っ白な幼虫たち・・・【情熱的読書人間のないしょ話(531)】
【amazon 『公園で探せる昆虫図鑑』 カスタマーレビュー 2016年9月18日】
情熱的読書人間のないしょ話(531)
マツの間の中空に、妙に赤みを帯びた月が懸かっています。散策中に、薄紫色のハナトラノオ(カクトラノオ)が咲いているのを見つけました。紫色の葉と小さな桃色の花が印象的なムラサキゴテンが群生しています。ハイビスカスも頑張っています。因みに、本日の歩数は11,169でした。
閑話休題、散策中に見かけた昆虫の名前を知りたいと思ったとき役立つのが、『公園で探せる昆虫図鑑――身近な昆虫を季節と場所から調べられる』(石井誠著、誠文堂新光社)です。
身近な昆虫たちが、春、夏、秋、冬の、野原・人里、雑木林・林縁、湿地・水辺といった棲息環境に分けて収録されています。写真、イラスト、説明文が相乗効果を発揮するので、目指す昆虫を素早く探し出すことができます。
登場する昆虫の中で、私が自分の目で直に見たいと思ったのは、形が面白いハスジカツオゾウムシ、形と模様が珍しいアオバハゴロモ、動きが興味深いアシナガムシヒキ、チョウトンボ、光沢が美しいカラスアゲハ、翅が美しいアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ルリタテハ、喧しく鳴くアオマツムシなどです。
私が一番驚いたのは、ヒグラシに寄生するセミヤドリガの写真です。ヒグラシの透き通った翅を通してくっきり見える、背中に寄生している、かなり大きな真っ白なセミヤドリガの幼虫たちの姿に、衝撃を受けました。心と肌がざわざわしました。