榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

年老いた作家+型破りな旧友が3,500kmの自然歩道踏破に挑戦した・・・【情熱的読書人間のないしょ話(698)】

【amazon DVD『ロング・トレイル!』 カスタマーレビュー 2017年3月15日】 情熱的読書人間のないしょ話(698)

コナン・ドイルが生み出した名探偵、シャーロック・ホームズの挿し絵、ドイルと、1885年に結婚した最初の妻・ルイーズの写真、ルイーズ病没後の1907年に結婚した二番目の妻・ジーンと3人の子供たちに囲まれたドイルの写真(1922年撮影)です。因みに、本日の歩数は10,704でした。

閑話休題、映画『ロング・トレイル』(DVD『ロング・トレイル!』<ケン・クワピス監督、ロバート・レッドフォード、ニック・ノルティ、エマ・トンプソン出演、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント>)は、年老いた紀行作家ビルと、その旧友で何事にも型破りなカッツがコンビを組んで、3,500kmに及ぶ北米有数の自然歩道「アパラチアン・トレイル」踏破に挑戦するウォーキング映画です。

何カ月もかかる長旅ですから、途中、大自然の荒々しさや体力の衰えに悩まされたり、色っぽい経験をしたり、滑落して脱出困難な崖の中腹に閉じ込められたりと、それこそいろいろなことが起こりますが、二人はある考え方に辿り着きます。旅も人生も、ベストを尽くせば、それでいいのだということに。

ユーモア溢れる旅行エッセイで知られる作家、ビル・ブライソンの実話が基になっているだけあって、自分も二人と一緒に歩いているような錯覚に囚われます。

スケールは全然違いますが、毎日、10,000歩以上歩くことを目標としている私にとって、大自然の美しさとウォーキングの素晴らしさを満喫することができました。