小池百合子は、保守でありながら、革新である・・・【情熱的読書人間のないしょ話(856)】
【amazon 『阿修羅の戦い、菩薩のこころ』 カスタマーレビュー 2017年8月21日】
情熱的読書人間のないしょ話(856)
散策中、爆発したかのようなゴーヤーに視線が吸い寄せられました。実は緑色から黄色へと変化し、完熟すると弾けて真っ赤な果肉が現れます。この果肉の中に種が入っています。6月初めに咲き始めた我が家のアメリカノウゼンカズラは、2カ月半経過した現在も、次々と花を咲かせています。各種のアゲハたちは喜んでいますが、庭師(=女房)は毎日の掃除が大変と言っています。因みに、本日の歩数は10,106でした。
閑話休題、『阿修羅の戦い、菩薩のこころ――「大義と共感」の百合子スタイルが日本政治を変える!』(溝口禎三著、徳間書店)は、小池百合子を「保守でありながら、革新である」と評しています。
私も、彼女の信条は保守的だが、手法は革新的と見做しています。保守・革新を問わず、使命感が欠如している政治家、自分の野望を遂げるためにはなりふりかまわぬ政治家、忖度に長じ権力者の靴も舐めかねない政治家ばかりの中にあっては、小池が目立ち、人々の期待を集めるのは、当然と言えば当然でしょう。
小池自身は、「意識改革」「制度改革」「技術革新」のセットを重視しているようですが、その政治手法を見れば、なかなかの戦略家であることが分かります。
彼女が胆力、決断力、突破力、実行力、発信力、演出力、訴求力、プロデュース力を総動員して、どういう政治的成果を上げるのか、見守っていきたいと考えています。