長距離トラックの初老の運転手と、定宿の若いウェイトレスの恋の行方・・・【情熱的読書人間のないしょ話(966)】
【amazon DVD『ヘッドライト』 カスタマーレビュー 2017年12月13日】
情熱的読書人間のないしょ話(966)
散策中、カキを啄むエナガをカメラに収めることができました。メジロ、セグロセキレイを見つけました。久しぶりに今季、オシドリが入ったという情報がもたらされた池ですが、残念ながら今日は見られず、カルガモが群れています。ハス田に氷が張っています。因みに、本日の歩数は10,679でした。
閑話休題、映画『ヘッドライト』(DVD『ヘッドライト』<アンリ・ヴェルヌイユ監督、ジャン・ギャバン、フランソワーズ・アルヌール出演、アネック>)を見て、人生というものを考えさせられてしまいました。
パリとボルドーを往復する長距離トラックの初老の運転手・ジャンは、2年前のクリスマス、道中の定宿にしている「ラ・キャラバン」で働いていた若いウェイトレスのクロチルドと出会い、二人の関係は次第に深まっていきます。
ジャンはパリの家に三人の子がいるが妻とはうまくいっておらず、一方のクロチルドは現在の環境から脱出したいと考えていたのです。
やがて、ジャンは失業、クロチルドは妊娠してしまいます。二人はトラックでボルドーに向かうが・・・。
人生の機微が、フランス映画らしく、モノクロで抒情的に描かれています。深く心に沁み入る、私好みの品です。