100歳の著者の生き方を真似しようっと・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1136)】
あちこちで、白いナツツバキが咲き出しています。白いクチナシが芳香を放っています。さまざまな色合いのアジサイ、ガクアジサイが咲き競っています。因みに、本日の歩数は11,651でした。
閑話休題、『100歳まで生きる手抜き論――ようやくわかった長寿のコツ』(吉沢久子著、幻冬舎新書)は、100歳の著者の手になるものだけに、説得力があります。
「私は人間関係に悩むようなことがほとんどありません。人間関係に悩まずに済ませるのは、そう難しいことではないのです。・・・自分の心の声にしたがって、嫌な人とはつき合わず、好きな人と仲よくする。これだけで、人生においてストレスを感じる場面は、ほとんどなくなってしまうのです」。
●人間関係だって、手を抜いていい。
●義理のおつき合いはしない。
●人のよいところを見て、嫌な面は気にしない。
●意見の違う相手も受け入れるが、同調はしない。
「体が弱くなり、歩くのも休み休みになれば、一休みして腰かけながら、夕日が落ちていくのをゆっくり眺めることができます。何かに追われることなく、体が休みたがるのに任せて、心ゆくまで夕日を楽しくむというのはなかなかいいものです。これもまた、『下り坂の風景』といえるでしょう。『下り坂の風景』を楽しもうと考えるのは、失ったものを嘆くのではなく、歳を重ねることで、つねに新しく何かを得ているのだと考えること」。
●体の調子が悪いときは「すぐ寝る」。
「どんなときでも、『楽しまなければ損』というのが私の考えです。入院中も、時間があれば周囲の人々の様子などをじっくり観察していました。興味を持ってさまざまなことに目を向けていれば、飽きている暇などありません」。
「100歳まで生きてきたのですから、いつ何が起きてもおかしくはありません。死ぬときは、死ぬでしょう。『こればかりは自然に任せるほかない」』というのが素直な気持ちです。歳を重ねていけば、誰しも、いつかは滅びます。永遠に生き続けることはできません。これは当然のことですから、そうなったら仕方がない。あきらめの気持ちではなく、それまでに精いっぱい、やりたいことをやって生きていければ、もう十分だと感じているのです」。
私も真似しようっと、考えています。