長寿を目指す人間を励ます言葉が満載の一冊・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1265)】
コスモス、キバナコスモス畑で、腹部が赤いアキアカネの雄、腹部が茶色いアキアカネの雌をカメラに収めました。マリーゴールド畑で、女房がニホンアマガエルがいるわよと声を上げたので、慌ててカメラを構えました。吸蜜のため集まってくる小さなチョウやガを狙っているのでしょう。突然、足下にもう1匹が現れました。因みに、本日の歩数は10,823でした。
閑話休題、『100年人生の生き方死に方――百寿者(センテナリアン)からの伝言』(久恒啓一著、さくら舎)には、90歳以上の81人の生き方が収められています。
登場する人物たちの共通項として、「学び続ける」、「負けず嫌い」、「諦めない」、「疲れを知らない」、「謙虚である」、「夢がある」、「心を忘れない」の7つが挙げられています。
●「六〇、七〇洟垂れ小僧、男盛りは一〇〇から一〇〇から」(平櫛田中<107歳>)。
●「神妙に達するのは一〇〇歳あたりだろうな」(葛飾北斎<88歳>)。
●「腹が立たなくなったら人間おしまい。生ける屍です」(丸木位里<94歳>)。
●「絶対にやめないで続ける・・・やれば必ず芽が出ます」(片岡球子<103歳>)。
●「人格が変われば運命が変わる」(蓮沼門三<98歳>)。
●「きのうも明日もないわ。今日をしっかり生きるだけ」(杉村春子<91歳>)。
●「一身の晩年をいかに立体的に充実して生きつらぬくか」(永田耕衣<97歳>)。
●「大事は軽く、小事は重く」(中山素平<99歳>)。
●「人はすべからく、終生の師を持つべし」(森信三<96歳>)。
●「知識は、あるきながら得られる」(梅棹忠夫<90歳>)。
●「『反骨のジャーナリスト』というのは、二重形容だ」(むのたけじ<101歳>)。
●「嫌いな人間だが、一緒に仕事はする」(後藤田正晴<91歳>)。
長寿を目指す人間を励ます言葉が満載の一冊です。