日本全国の16の茅葺き民家集落を訪ね歩いた写真集・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1567)】
【amazon 『日本茅葺き紀行』 カスタマーレビュー 2019年8月2日】
情熱的読書人間のないしょ話(1567)
白いナスの実と花、紫色のナスの実と花、ゴーヤーの実と花、ガマの穂、トイ・プードルをカメラに収めました。因みに、本日の歩数は10,709でした。
閑話休題、『日本茅葺き紀行』(日本茅葺き文化協会編、安藤邦廣・上野弥智代著、農山漁村文化協会)は、日本の茅葺き民家集落を訪ね歩いた写真集です。
アイヌのチセ、南部の曲家と芝棟、秋田の中門造、田麦俣のタカハッポウ造、会津流の茅葺き、筑波流の茅葺き、関東山地の甲屋根、北信州の茅葺き、五箇山の合掌造、白川郷の合掌造、美山町北集落、東播磨の茅葺き、出雲平野の反り棟、筑後川流域の杉皮葺き、佐賀のくど造、九州・沖縄の分棟造と高倉――が、写真と文章で紹介されています。一口に茅葺きといっても、それぞれの気候風土や地形に適応した、地域色豊かなものであることに驚きました。
茅葺き民家好きの若い世代には、旅行ガイドとして役立つでしょう。周辺に藁葺き民家があった時代に育った私たちの世代には懐かしい一冊です。