温かみのあるイラストと文章――いろいろなおじさんたちが続々と登場する、何とも楽しい図鑑・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1607)】
【amazon 『おじさん図鑑』 カスタマーレビュー 2019年9月11日】
情熱的読書人間のないしょ話(1607)
6カ月ぶりに、オナガをカメラに収めることができました。久しぶりにヒヨドリを見かけました。フウセンカズラの実が色づいています。因みに、本日の歩数は10,977でした。
閑話休題、何とも楽しい図鑑に出会いました。『おじさん図鑑』(なかむらるみ絵・文、小学館)には、「お疲れのおじさん」、「暇そうなおじさん」、「たそがれるおじさん」、「ラフなおじさん」、「ぽっこりおなかのおじさん」、「うるさそうなおじさん」、「正体不明のおじさん」、「ちょいワルおじさん」、「スポーティなおじさん」、「リュックのおじさん」、「カメラ好きおじさん」、「怪しいヘアスタイルのおじさん」、「かわいいおじさん」などが、次から次へと登場します。
それぞれのおじさんたちが、温かみのあるイラストと文章で紹介されています。「おじさんて絵になるなあと思って、ついにおじさんの絵を描くようになった。そうやって今まで見てきたわたしなりの『いいおじさん』を集めたのがこの本だ。図鑑なので『嫌なおじさん』も少し入れたけど」。
女房に、私はこの中のどのおじさんに当てはまる?と尋ねたところ、「全身茶色っぽいおじさん」との答えが返ってきました。会社勤め時代は濃紺のスーツばかりだった反動で、定年後はベージュのものばかり選んでしまう私をからかっているのです。
巻末の「おじさん力に学ぶ」には、8項目が挙げられています。
●とりあえずやり切る。
●格言は自分で決める。
●疲れたら寝ちゃおう!
●何もしない。
●かわいい女の子が大好き。
●花がなくても花見はする。
●使えるモノは何でも使う。
●周りが見えないくらい集中する。
「おじさん力をちょっと使えば、人生はもっと楽しくなるはず!」。