私たちの地球滞在時間は限られている。だから、やり残しがないように生きよう・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1646)】
今朝は霧が濃いわよ、という女房の声を聞くや否や、朝食も摂らずに飛び出しました。私は、幻想的で非日常的な光景を演出してくれる霧が大好きなのです。あちこちから、キンモクセイの甘い香りが漂ってきます。因みに、本日の歩数は10,935でした。
閑話休題、『あなたの心に聞きなさい』(高橋恵著、すばる舎)は、人生の先輩である77歳の著者の言葉が心に響いてきます。
●「やるべきか」「やるべきでないか」と難しく、ややこしく考えるから、素直になれない。心の声は「やりたい」か「やりたくない」か、シンプルである。
●お金や名誉が大事なのではない。人生で重要なことは、やってよかったと思うことを続けること。
●ものの見方が一つだから、しんどくなる。見方を変えると、味方が変わる――完璧主義はまわりも疲れます。「ちょっといい加減」くらいがちょうどいい。
●5つの心の才能――①人を好きになる才能、②慮(おもんぱか)る心の才能、③希望を持つ才能、④感謝する豊かな才能、⑤個性を活かす才能。
●「たまたま」には、意味がある。だから、思ったように動いてみる。それが正解――運のいい・悪いは。「たまたま」を躊躇なくつかめるかどうかなのです。
●時に図太く、したたかに。自分に都合のいいところだけ取り入れて生きてみたらいい――何でもかんでも、真に受けなくていいのです。
●いい子、いい人はやめる。そうすると、自分の本当の魅力が出てくる――いい人でなくたって、あなたのことを好いてくれている人はいるのです。
●60代から、さらに新しい人生が始まる――年齢を重ねるほど、身分や肩書きなんて意味がなくなっていくのです。
●60歳から、人生は自由になり、おもしろくなってくる。楽しんだもの勝ちです。
●70代から、本当に人の気持がわかるようになる――どんな経験も、自分の心の糧にできるのです。
●守ろうとするから、不安が大きくなる。反対に、必要なもの以外を捨てていくと新しいものが入ってきて、心はワクワクする。
●何でもいいから、一つのことを続けてみる。習慣があなたを変えて、不思議な貫禄がついてくる――誰のためにならなくてもいい、続けるということが大事なのです。
●地球滞在時間は限られている。やり残しがないように生きる――私たちは、心がしたいことをするために生きているのです。