すぐ傍らで観察している気分にさせられる霊長類絶滅危惧種の写真集･･･【情熱的読書人間のないしょ話（2304）】

ヘクソカズラ（写真1～3）が咲いています。我が家にアゲハチョウ（写真4）がやって来ました。

閑話休題、『絶滅危惧種――東南アジアの霊長類』（奥田達哉著、青菁社）は、東南アジアに棲息する霊長類の絶滅危惧種の写真集です。

アカアシドゥクラングール、クロアシドゥクラングール、デラクールラングール、ボルネオオランウータン、テングザル、ボウシテナガザル、シロテテナガザル、キホオテナガザル、ダスキールトン、ボルネオシロヒゲテナガザル、キタブタオザル、クリイロリーフモンキー、シルバールトン、ニシメガネザル、カニクイザル、ベニガオザル、ボルネオスローロリスの17種が取り上げられています。

「人類に最も近いう野生生物である霊長類の表情の豊かさ、濃密な親子関係、種毎に異なる個性的な生態、絶滅危機に瀕しながらも懸命に生きる姿など、なかなか観察できない野生の瞬間を捉えました。彼らの保全・絶滅回避のために日本に住む我々が出来る事は何かを、共に考えていただくきっかけになれば嬉しく思います」。

彼らを、すぐ傍らで観察している気分にさせられる写真集です。

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