榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

誰も死ななくなったら、どうなるか・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2467)】

【読書クラブ 本好きですか? 2022年1月18日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2467)

我が家の庭にやって来るジョウビタキの雄(写真1~3)、シジュウカラの雄(写真4、5)、メジロ(写真6、7)、スズメ(写真8~10)、ヒヨドリ(写真11、12)たちをカメラに収めました。今宵は満月です。

閑話休題、誰も死ななくなったら、どうなるかというテーマに挑戦した小説、それが『だれも死なない日』(ジョゼ・サラマーゴ著、雨沢泰訳、河出書房新社)です。

誰も死ななくなった国は、大混乱に陥ります。人々は言うまでもなく、葬儀業界、医療業界、老人介護業界、生命保険業界だけでなく、宗教団体も哲学者たちもてんやわんやの大騒動です。普通どおりに人々が死ぬ隣接3カ国まで騒動に巻き込まれます。

しかも、7カ月間に亘り誰も死なない状態が続いた時に、突如、12時間後に、元のように死ぬ世界が戻ってくるということが明らかになったので、またまた大騒ぎです。

死は厭わしいものだが、死ななくなるというのも考えものだなと気づかせてくれる貴重な作品です。