自分が扱う商品やサービスの魅力をZ世代に届けるには・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2690)】
ツリガネニンジン(写真1、2)、ヒヨドリバナ(写真3)、ユウゲショウ(写真4)、サフランモドキ(ゼフィランサス・カリナタ。写真5、6)が咲いています。ザクロ(写真7)の実が色づいてきました。キノコ(写真8~11)をカメラに収めました。我が家の庭では、バラ(写真12)が咲いています。クロウリハムシ(写真13)、オンブバッタ(写真14)を見つけました。
閑話休題、Z世代の考え方・行動を知りたくて、『Z世代に学ぶ超バズテク図鑑』(原田曜平著、PHP研究所)を手にしました。
Z世代とは、1996年から2015年に生まれ、スマートフォンやSNSを当たり前のように使いこなすデジタルネイティブのことで、インターネットを介して自分の考えを発信したり、人脈を広げたり、他の世代にはないネットの使い方をするのが特徴です。
自分が扱う商品やサービスの魅力をZ世代に届けるには、若者がグッとくるツボ、つまりインサイトを押さえることだと断言しています。本書は、大量の事例をもとに、若者のインサイトと、そのインサイトを突くための手法を分析しています。
商品やサービスを選んでもらうための鉄則は、「SNS広告や動画広告の特長をつかむ×Z世代のインサイトを理解し、バズる広告手法を学ぶ=バズっただけでは終わらず、しっかりファンになってもらい商品を購入したり、サービスを利用してもらうようになる」と説明されています。
具体的なアドバイスが満載です。
●いまは「宣伝くささ」を消臭した広告が刺さる時代
●バズる投稿にはトーカブル・ポイント(話したくなる要素)がある
●時代はネット。テレビ一強の時代は終焉を迎えつつある
●若者を知る。SNSの特徴をつかむ
●売れる商品や広告は、インサイトをしっかりとらえている
●若者インサイトを押さえた、広報・広告を行う
●動画の特徴はテレビやSNS、YouTubeなど媒体によって異なる。媒体ごとのお作法を理解すること
●YouTubeやツイッターなど媒体によって動画を作り分ける
●フェイスブック、ツイッターに流す動画には字幕をつけよう
●キーワードは「1.7秒以内」「縦型」「リズム」
●「珠玉の一作」の転用だけでは、この先勝てない。媒体ごとに、その視聴者が求めるターゲットに合った見せ方、キャスティングを考える必要がある
著者は、「『メディアの主役』はテレビからネットへとシフトしました。そしてネットを視聴するデバイスも、PCからスマホへとシフト。5Gはさらに『PCからスマホへ』の流れを加速させるものです。そうなればいやでも、中高年世代も『テレビからネットへ』という変化を体感するはずです」と予測しており、ツイッター、Instagram、TikTok、YouTubeを重視しています。
スマホは持っているが限定使用にとどめ、専らパソコンを愛用し、フェイスブック以外のツイッター、Instagram、TikTok、YouTubeをやっていない私は、時代遅れの男ということを思い知らされました。