榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

秘境駅を訪れたいのはやまやまだが、そうはいかない人たちも心癒やされる写真集・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2867)】

【読書クラブ 本好きですか? 2023年2月21日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2867)

20日間に亘り探し求めてきたルリビタキの雄(写真1~3)を、遂に撮影することができました。昨年1月27日にルリビタキの雄を撮影したのは電車・バスを乗り継いで辿り着いた公園でだったが、今季の出会いの場所は私の散策コースの一つなので、嬉しさも一入(ひとしお)です。ツグミ(写真4、5)が鳴いています。クサシギ(写真6~8)、ドバト(カワラバト。写真9)、バン(写真10、11)、オオバン(写真12)、アオサギ(写真13、14)をカメラに収めました。ミツマタ(写真15、16)が咲き始めました。因みに、本日の歩数は11,233でした。

閑話休題、『追憶の秘境駅訪問記――秘境駅は滅ぶのか!?』(牛山隆信著、天夢人)には、秘境駅訪問家・牛島隆信のBEST100が掲載されています。秘境駅ガイドブックとして最適です。

私の独断で選んだトップ10は下記のとおりです。

●坪尻(徳島県、JR土讃線)――薄暗い谷底のスイッチバック駅
「むせかえるような大自然に古い駅舎が凛として佇む」。
●中井侍(長野県、JR飯田線)――信州最南端の崖っぷち駅
「目もくらむほどの急傾斜地に佇む駅」。
●土本(静岡県、大井川鐵道井川線)――深い山中にある駅の謎
「陸の孤島につくられた(土本)一族専用の駅」。
●内名(広島県、JR芸備線)――都会の喧騒とは無縁の世界
「到達困難な駅は自然の音が心地いい」。
●抜海(北海道、JR宗谷本線)――最果ての秘境駅へ行こう!
「孤独な冒険者の美学が感じられる」。
●矢岳(熊本県、JR肥薩線)――木造駅舎が胸を打つ
「明治時代から生き続ける鉄道の魅力を再確認」。
●久我原(千葉県、いすみ鉄道いすみ線)――懐かしき時間に出合う場所
「東京からわずか2時間ちょっとの秘境」。
●渡島沼尻(北海道、JR函館本線)――静かな林の中で心癒される
「補強材に支えられた待合が厳しい自然環境を物語る」。
●佐久広瀬(長野県、JR小海線)――標高1073mの秘境駅
「(清里や野辺山など)有名なリゾート地に近い隠れた秘境駅とは?」。
●一の渡(岩手県、三陸鉄道リアス線)――森の中にある「うぐいすの小径」
「深い森に溶け込むような駅」。

秘境駅を訪れたいのはやまやまだが、そうはいかない人たちも心癒やされる写真集です。