榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

野鳥識別の凄腕の家庭教師が我が家にやって来た・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2893)】

【読書クラブ 本好きですか? 2023年3月19日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2893)

3時間半、粘った甲斐があり、ヒレンジャク(写真1~6)を撮影することができました。キレンジャクも1羽出現したが、残念ながら撮影できず。オナガ(写真7~9)、ツミ(写真10~12)をカメラに収めました。我が家の庭の片隅で、キズイセン(写真13)が咲いています。因みに、本日の歩数は11,522でした。

私は趣味の野鳥観察・撮影に、日々、かなりの時間を充てています。出会った鳥が何という種なのか、雄なのか雌なのか、成鳥なのか若鳥なのか幼鳥なのか――といったことで頭を悩ますことはしょっちゅうです。そんな私を見兼ねたのか、凄腕の家庭教師が我が家にやってきました。その家庭教師の名前は、『♪鳥くんの比べて識別! 野鳥図鑑670(第4版)』(永井真人著、茂田良光監修、文一総合出版)です。

先ず、720種の野鳥を3,000枚の写真で説明しようという壮大な意気込みに圧倒されます。その上、似た者同士が見開きページに並べられ、どの部位が識別点かが写真上で明示され、そのすぐ近くに識別点の説明文が置かれるという嬉しい気配りがなされています。

雄(♂)、雌(♀)、成鳥(Ad)、若鳥(imm)、幼鳥(J)、夏羽(S)、冬羽(W)、換羽中の個体、亜種、個体差などのヴァリエーションが分かるよう、それぞれの写真が収録されています。撮影月も付記されています。

身近な例として、亜種カワラヒワと亜種オオカワラヒワのページを見てみましょう(写真15)。「亜種オオカワラヒワは亜種カワラヒワより三列風切の白色部が目立つ」との説明に、両者の三列風切を拡大した比較写真が添えられています。

心強い家庭教師を迎えて、ワクワクしています。