江戸時代の大名家が断絶した実例集・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2969)】
【読書クラブ 本好きですか? 2023年6月3日号】
情熱的読書人間のないしょ話(2969)
タチアオイ(写真1~5)、ヤグルマギク(写真6~12)、アジサイ(写真13、14)、ガクアジサイ(写真15)が咲いています。
閑話休題、『大名廃業――お取りつぶし・お家断絶の裏側』(安藤優一郎著、彩図社)は、江戸時代の大名家が断絶した実例が満載です。
とりわけ興味深いのは、●家康により再興されるも運悪く断絶した武田家、●家康も気にせざるを得なかった御家断絶の慣例(家康の四男・松平忠吉の場合)、●兄の徳川秀忠に粛清されて90歳を超えても許されなかった松平忠輝――の3例です。
大名家に生まれなくてよかったと、つくづく思いました。