榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

我が国に棲息するガが1704種も収載されている図鑑・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3060)】

【読書クラブ 本好きですか? 2023年9月3日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3060)

昆虫観察会に参加し、ウスタビガの繭(写真1)、タケノホソクロバ(写真2)、シロヒトリ(写真3~6)、キタテハの夏型雄(写真7、8)、ツマグロヒョウモンの雄(写真9)、クモヘリカメムシ(写真10)、ホシササキリの雌(写真11)、ツチイナゴ(写真12)、トノサマバッタ(写真13)、ナツアカネ(写真14)、ハラビロカマキリ(写真15)、カブトムシの雄の死骸(写真16)を観察することができました。

閑話休題、チョウに比べてガの識別には、ほとほと苦労します。種が多いだけでなく、似通っているものが多いからです。

この点、このほど手にした図鑑『くらべてわかる蛾――1704種』(横田光邦監修・写真、師岡範澄・筒井学・阿部浩志写真・文、山と溪谷社)は、3つの特色を備えているので、識別の困難さをかなり和らげてくれそうです。

●我が国に棲息するガの成虫1704種、幼虫278種が収載されている。
●色――赤色、黄色、緑色、白色、白黒、金属光沢、透ける――で調べるガの早
見表が添えられている。
●ガの生態などを紹介するコラムが充実している。