書くことで食べていきたいと考えている人向けの本・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3123)】
ヨシガモの雄と雌(写真1、右が雄)、雄(写真2)をカメラに収めました。モミジバフウ(写真3~5)、オタフクナンテン(写真6)が紅葉しています。ナガイモ(写真7)の葉の付け根に零余子(むかご)ができています。
閑話休題、『「書く仕事」のはじめ方・稼ぎ方・続け方――安定して頼まれるライターになる!』(藤木俊明著、同文舘出版)は、書くことで食べていきたいと考えている人には、大いに役立つことでしょう。
私のように趣味で書いている人間であっても、多くのヒントが得られました。
●一切の制約がなくはじめられるのが「ブロガー」です。ブログを書きはじめれば名乗ることができます。メディア・版元・クライアントの意向も関係ありません。しかし、もちろんお金も入ってきません。・・・これから「書く仕事」をはじめたい人は、まず何らかブログをはじめておくのがベターです。「自分の文章のサンプル」として人に見せられますし、アクセスを集めるために工夫する中で、ウェブライターとしての技量も磨かれると思います。
●ブログを書くのは「書くトレーニング」のために有用ですし、ライターとして応募するときにも、「書いた文章の見本」として使うことができます。
●(書くためのツールは)数年後には変わるかもしれませんが、基本はWordで納品することが多いので、ノートパソコンとマイクロソフトのOfficeソフトは現状必須と言えます。スマートフォンやタブレットでもかなりのことはできます。
●(実際に書く段階では)企画する・調べる・そして推敲する。
●(ウェブライターにとって)特に注力すべきは、「タイトル(見出し)」「書き出し部分」「キーワード」です。
●書き上げた文章を見直し、おかしなところを修正し、表現の仕方などをブラッシュアップしていくのが最後の推敲です。「大きな推敲」と「細かい推敲」があります。
大きな推敲=▶「一番言いたいこと」がぶれていないか? ▶はじめに読者に告げたことをちゃんと回収しているか? ▶そもそも(編集者やクライアントに)依頼された要望に合致しているか?
細かい推敲=▶誤字・脱字はないか ▶ひとつの文章が長すぎないか ▶句読点の位置は不自然ではないか ▶NGな表現(差別的な表現、クライアントが避けてほしい言葉などです) ▶表記がばらけていないか(最初は「100万円」と書いていたのが、途中で「百万円」に変わるなどです)
●(ライターをはじめようという人は)まずは「ウェブライター」に挑戦してみませんか。