榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

近代日本は中国をどう認識してきたのか・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3634)】

【読書の森 2025年3月18日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3634)

カワヅザクラを吸蜜するメジロ(写真1)、ヒバリ(写真2~5)、キジバト(写真6)をカメラに収めました。ツバキ(写真7~9)、サンシュユ(写真10、11)、コブシ(写真12、13)が咲いています。イロハモミジの園芸品種・サンゴカクモミジ(写真14)の赤い枝が目を惹きます。

閑話休題、『近代日本の中国認識――徳川期儒学から東亜協同体論まで』(松本三之介著、ちくま学芸文庫)は、近代日本が中国をどう認識してきたのか、各時代の代表的な思想家を通じて考察しています。

考察を踏まえて、日本の軍事的な防衛力の強化に意を注ぐ前に、むしろ軍事的紛争そのものの発生を避けることをめざして国家や国民が持っている非軍事的な力の有効利用に一層の尽力をする必要があると、著者は結論を下しています。