著者の山城愛溢れる探訪記・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3530)】
バンと、その若鳥(写真1)、バン(写真2、3)、バンの若鳥(写真4~6)、ホシハジロの雄と雌(写真7)、ヒドリガモの雄と雌(写真8)、カワウ(写真9、10)をカメラに収めました。キダチチョウセンアサガオ(別名:エンジェルズトランペット。写真11)、ハナシュクシャ(学名:ヘディキウム・コロナリウム。写真12、13)、サルビア・スプレンデンス(写真14、15)が咲いています。因みに、本日の歩数は11,611でした。
閑話休題、『戦う山城50――死ぬまでに攻めたい』(今泉慎一著、三城俊一編、イースト・プレス)は、著者の山城愛溢れる探訪記です。
「高低差は視覚的にも体感できる。壁のような急崖の切岸や鋭角V字の堀切、曲輪の端をガッチリ固めた土塁。斜面に凹凸を連続させた畝状竪堀、尾根上で強制的にアップダウンを余儀なくさせる連続堀切。険しい自然地形をベースにしつつ、人工的に加工を施し、さらに守りを堅くした山城には、必ず築城者の苦心の跡が残っている。築城者は、攻め寄せてくる敵対勢力だけではなく、自然とも戦っているのだ」。
山城のど素人である私が、勝手に選んだトップ7――
●出羽国羽後・檜山城(秋田県能代市)
どこから攻め込んでも、行く手を阻む大堀切!
●陸奥国岩代・桧原城(福島県北塩原村)
何度も屈折を繰り返すスロープ状の上り勾配の堀底道!
●信濃国・葛尾城(長野県坂城町)
一歩踏み外せば奈落と言っても過言ではない、両サイドが断崖の細尾根に幾重にも連続する堀切!
●越前国・一乗谷山城(福井県福井市)
朝倉氏の面目躍如! 戦う気満々のガチ山城!
●近江国・田屋城(滋賀県高島市)
和室の広間を襖で仕切るかのような、山上にある広大な平地の土塁による間仕切り!
●丹波国・周山城(京都府京都市)
明智光秀の城の最高傑作! 土×石のハイブリッド!
●石見国・二ツ山城(島根県邑南町)
「隠れ」二重堀切も見逃すべからず!
本書のおかげで、平城より山城のほうに、よりロマンを感じるようになりました。