事故死した彼が妻に内緒で隠していた一枚の二人きりの写真には、とんでもないものが写っていた・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3642)】
【読書の森 2025年3月26日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3642)
東京・新宿の筑土八幡神社(写真1、2)を訪れました。ソメイヨシノ(写真3)、ハナモモ(写真4、5)、クルメツツジ(別名:キリシマツツジ、写真6、7)、ボケ(写真8)、シャガ(写9、10)が咲いています。因みに、本日の歩数は11,439でした。
閑話休題、『ふるさとは岡山にありて怖きもの 岩井志麻子怪談掌編集』(岩井志麻子著、宝島社文庫)に収められている極短い怪談はいずれも怖いが、とりわけ印象に残ったのは、「ふるさとは岡山にありて怖きもの」、「宿命」、「写真」の3篇です。
「写真」は、地元の人すら知らない大学を出た後、小さな商社に入り、東南アジアの某国に出向し、現地の女と結婚してそのまま定住した「彼」の物語です。そんな彼が自宅で事故死し、葬儀を手伝った人たちが彼を偲ぶ会をするため、遺影ではない写真も貸してほしいと妻に頼みました。ところが彼と妻の二人きりの写真は一枚もないと言われてしまいます。
ところが、彼が妻に内緒で隠していた一枚の二人きりの写真には、とんでもないものが写っていたのです。
3篇の書評を書き終わり、トイレから戻ってきたら、何と、「写真」以外の書評がパソコン画面から完全に消え失せているではありませんか。おー、怖っ!