夢なんて叶っても叶わなくてもいい・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3690)】
キビタキの雌と思われる個体(写真1)の横顔を目撃したのに、一瞬のことで、後ろ姿しか撮影できませんでした(涙)。コミスジ(写真2、3)をカメラに収めました。庭の隅に小さな浅い穴があるのに気づき、我が家の庭師(女房)に尋ねたところ、スズメたちがここで土浴びをしているとのこと(写真5)。レンブラント・ファン・レインに私の肖像画を描いてもらいました――もちろん嘘で、ChatGPTに写真を示し、レンブラント風に描いてほしいと依頼したものです(写真6)。
閑話休題、エッセイ集『愛と忘却の日々』(燃え殻著、新潮社)を読んだら、人生、そうしゃかりきにならずに、のんびりしていいんだという気分になりました。
燃え殻というか、抜け殻というか、そんな生活に誘われるのです。
●生きる意味を探すより、夢中になって楽しめるなにかと出会うことのほうが、人生の醍醐味な気がしてならない。
●(話を盛ってしまう)そういう生活習慣ができてしまい、健全な体にもう戻れない人を見るたびに、ああはなってはいけないと、反面教師にしている。
●(「ゴダール? それチョコレート?」と答える)そんな人と、ごはんの話だけをしながら生きていくのが、実は本当の幸せなんじゃないか。五十にして改めて気づいた。
●そんなくそったれの世界だから、夢なんて叶っても叶わなくてもいい。
●ときにダメな自分に押し切られ、完敗することだってある。生きていればそんなこともある。そんなときは一度は負けを受け入れ、連敗はできるだけしないように心掛けたい。人生は「面倒くさい」との戦いだ。
●「立派」に囲まれていると、たまに雑味にまみれたくなる。「立派」は正しくて疲れる。最近は、日々の「立派」を近所の長崎ちゃんぽん屋の店主でど~にか相殺しながら、毎日をど~にか、こ~にかやり過ごしている。
僕も、明日から、ど~にか、こ~にかやり過ごそうっと。