IT時代のビジネス文書作成術・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3725)】
東京・杉並の荻窪~浜田山を巡る散歩会に参加しました。準絶滅危惧種のナガエミクリ(写真8)、ワカケホンセイインコ(写真9~12)、カワウとコサギ(写真13)、コサギ(写真14)をカメラに収めました。
閑話休題、『ロジカル・ライティング』(清水久三子著、日経文庫)は、IT時代のビジネス文書作成術の本です。
●IT時代のビジネス文書作成の4つの要件
▶大量の情報洪水に埋もれない分かり易さを持つ
▶高度な内容の本質を相手の言葉で伝える
▶ツールに頼らず本質を際立たせる
▶圧倒的なスピードを付加価値にする
●ビジネス文書の成功基準と、その2つの対策
相手に自分の望む行動をとってもらう
▶何を言っているのか分かってもらう
▶数ある行動選択の中から、自分がこの文書によって勧める行動の優先順位を上げてもらう
●文書作成の3つのステップ
▶作成の「目的」を明らかにする
▶「ターゲット」のことを知る(★重要ポイント=相手の期待をいい意味で裏切る)
▶伝えるべき「メッセージ」を作り込む(★重要ポイント=相手の感情に染み入る構成にする)
●相手への働きかけ方別の4タイプ
▶共有(既に相手が行動をとることを決めている状態に対して、事実情報や行動の手順を伝える)
▶報告(相手がこれからどのような行動をとるべきかを判断したいという状態に対して、事実情報を取りまとめて分析し、示唆や見解を加えて行動を促す)
▶依頼(こちらがとってもらいたい行動を相手にお願いする)(★重要ポイント=気持ちよく依頼を受けさせられるか)
▶提案(相手にとって大きな意思決定や意識・行動変革を求める)(★重要ポイント=何を目指し、どう解決するのか)
●作成の3段階
▶要件
▶準備
▶表現
●準備の3つの必須項目
▶どのような心構えで文書を作成すべきかという「マインド」
▶文書作成に必要な情報を整理するための「フレームワーク」
▶フレームワークに盛り込むための「情報収集」
●ロジカル(論理的)な文書と、その設計図
メッセージやストーリーが筋道立っていて、構成が構造的である
▶メッセージ(言いたいこと)
▶ストーリー(メッセージを効果的に伝えるための話の展開)
▶構成(話の全体像と、その中の部分の関係性)