榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

聖書の登場人物たちの残念な一面を集めたユニークな一冊・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3789)】

【読書の森 2025年8月7日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3789)

昼間の11:40、森の中でヒグラシの大合唱に包まれました。ヒグラシの雄(写真1)、アブラゼミ(写真2)、アブラゼミの抜け殻(写真3、4)、ニイニイゼミの抜け殻(写真5)をカメラに収めました。因みに、本日の歩数は11,993でした。

閑話休題、『聖書のなかの残念な人たち』(MARO著、笠間書院)は、アブラハム、ヤコブ、モーセ、ダビデ、ペテロ、ヨハネ、パウロ等々、旧約聖書、新約聖書に登場する人物たちの残念な一面を紹介しようという、ユニークな一冊です。

●宴会で気が大きくなって、後で困る人――ヘロデ・アンティパス
●酔っ払うと残念な感じになる人――ノア
●カッとなって、うっかり手が出てしまう人――モーセ
●英雄もハニートラップには弱いもの――サムソン
●不倫スキャンダルで危機に陥る人――ダビデ
●他愛もない悪口に逆上する人――エリシャ
●勇ましいことを言って、いざとなると逃げる人――ペテロ
●自己肯定感の強い人――使徒ヨハネ

どれもこれも、自分も思い当たることばかりです。
人間というのは、昔も今も変わらないものですね。