本に囲まれてさえいれば幸せな栞子のシャーロック・ホームズ張りの推理力!・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3957)】
【読書の森 2026年1月14日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3957)
ゴイサギのコロニー(写真1)を見つけ、ゴイサギ(写真2~5)、その幼鳥(写真6、7)をカメラに収めました。二ホンズイセン(写真8~10)が咲いています。因みに、本日の歩数は9,485でした。












閑話休題、『ビブリア古書堂の事件手帖――栞子さんと奇妙な客人たち』(三上延著、メディアワークス文庫)には、北鎌倉の古本屋「ビブリア古書堂」の店長・篠川栞子が登場します。
本に囲まれてさえいれば幸せな栞子は、持ち込まれる古書にまつわる謎を、古書に関する豊富な知識と、シャーロック・ホームズ張りの推理力で解き明かしていきます。
例えば、「俺」こと五浦大輔が持ち込んだ、祖母の遺品の『漱石全集・新書版』の『第八巻 それから』の見返しの右側に、細い毛筆で「夏目漱石 田中嘉雄様へ」と二行書きされている書き込みの謎も見事に解いてしまったのです。
栞子が目覚ましい推理力を発揮する様は「第1章 夏目漱石『漱石全集・新書版』(岩波書店)」で描かれるが、第2章、第3章と読み進め、「第4章 太宰治 『晩年』(砂子屋書房)」では、何と、大輔の出自に絡む複雑な関係が明らかにされるという凝った趣向になっているではありませんか。
古書に異常な執着を示す人間たちを巧みに描き出しているという意味で、ウンベルト・エーコの傑作『薔薇の名前』を思い浮かべてしまいました。
本に囲まれてさえいれば幸せな私は栞子の熱烈なファンになってしまったので、『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズの全てを読むべく、早速、手帳の「読みたい本」リストに書き加えました。
栞子との出会いに感謝!
