昔の恋人から、父が遺した膨大な蔵書の中から価値ある古書を見つけ出してほしいと頼まれた俺・・・【情熱的読書人間のないしょ話(4002)】
【読書の森 2026年2月27日号】
情熱的読書人間のないしょ話(4002)
オウバイ(写真1、2)、ギンヨウアカシア(別名:ミモザ。写真3、4)が咲いています。オタフクナンテン(写真5)が紅葉しています。






閑話休題、『ビブリア古書堂の事件手帖(2)――栞子さんと謎めく日常』(三上延著、メディアワークス文庫)では、『名言随筆 サラリーマン』(福田定一著)を巡る謎に、並外れた古書の知識と洞察力を有するビブリア古書堂店主・篠川栞子が挑戦する章が印象に強く残りました。
ビブリア古書堂の店員の「俺」五浦大輔が、学生時代に付き合っていた高坂品穂から、父が遺した膨大な蔵書の中から何十万円もの売り値がつく本を見つけ出してほしいと頼まれます。
栞子のおかげで、品穂の父が、親族に気づかれずに、愛人の子である品穂の手に価値ある古書が渡るように仕向けていたことが明らかになります。「つまり、手の込んだプレゼントということか」。
●福田定一は司馬遼太郎の本名である、●『名言随筆 サラリーマン』は彼が小説家としてデビューする前年、昭和30年に刊行された、●著者の署名本は古書としての価値が高い――そうですよ。
