榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

カーネル・サンダースは、何と65歳で再起した・・・【情熱的読書人間のないしょ話(252)】

【amazon 『軌跡をつかんだ失敗の顛末』 カスタマーレビュー 2015年12月15日】 情熱的読書人間のないしょ話(252)

散策中に立ち寄った流山おおたかの森ショッピング・センターでは、クリスマス・リースのコンテストが開かれていました。女房は、「わたしは、いっしょうけんめいだんろを作ったので見てください」という立体感のある27番に、私は、「ひもをやさしくふって、すずの音を人形たちときいてね」と音響効果を取り入れた28番に、一票を投じました。日が暮れると、イルミネーションがクリスマス・ムードを盛り上げています。因みに、本日の歩数は11,114でした。

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閑話休題、私が立ち上げた事業が軌道に乗り出した頃、居酒屋での若手社員たちとの食事会で、ある女性社員から、「社長、あのカーネル・サンダースは65歳でフライドチキン事業を立ち上げたそうですよ。社長も頑張ってください、私たちも頑張ります!」と言われました。彼女は、当時63歳だった私を励ましてくれたのです。それ以来、サンダースのことが気にかかっていたのですが、今回、『奇跡をつかんだ失敗の顛末――カーネギー、松下幸之助、ウォルト・ディズニー・・・』(ライフ・リサーチ・プロジェクト編、青春出版社)で、彼が大変な失敗を乗り越えて、フライドチキン事業を成功させたことを知ることができました。

「客が激減して経営が傾きすべてを失う――サンダース・カフェの経営は1930年代がまさに絶頂期だった。しかし1940年代以降は、一転してさまざまな困難に立ち向かわなくてはならなくなる。・・・1956年、サンダースはオークションで店を手放し、65歳の時についに一文無しになってしまうのだ」。

「フライドチキンの『レシピ』で再起――これまで築き上げてきたものを老年期にはいってすべて失ったサンダースだが、それに対して彼はいったいどんな行動をとったのだろうか。ふつう人は一文無しになると希望が持てず、やけを起こしてしまいがちだ。だが、サンダースの場合は昼間のうちは今後のことについてあれこれ悩んだとしても、夜ベッドについたらすべてを忘れてきちんと睡眠をとるように努めたのだ。するとある日、思いもよらないアイデアが舞い降りてきた。それは、自分に唯一残されていたフライドチキンのレシピをビジネスにするという思いつきだった」。

「最初はうさん臭がられたり追い返されたりもしたが、地道な営業は確実に成果を上げた。5年足らずでケンタッキー・フライドチキンのフランチャイズ加盟店は、アメリカ全土に約200店舗、7年目には600店舗にまで膨れ上がったのだ」。人生は、何歳からでも、やり直しができる、どんな窮地に追い込まれても、挑戦し続ければ道が開けることを、サンダースは証明したのです。

歴史上ならびに現代の人物23人の不遇の時代に焦点を当て、彼らを襲った常人には計り知れない逆境を彼らがどう切り抜けたのかが、コンパクトに記されている本書は、私たちを勇気づけてくれます。