一流企業のどろどろとした人間関係・・・【山椒読書論(372)】
【amazon 『ガラスの城』 カスタマーレビュー 2013年12月30日】
山椒読書論(372)
エリートコースの販売部第二課長が社員旅行の晩に行方不明となり、やがて惨死体で発見される。
一流企業のどろどろとした人間関係が、二人の女性社員によって異なる角度から明らかにされていく。
『ガラスの城』(松本清張著、講談社文庫)は推理小説であると同時に、生々しい企業小説でもある。
やはり、松本清張はいいなあ。