榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

日本に棲息するクワガタムシ96種、カブトムシ11種の生態写真が魅力的・・・【情熱的読書人間のないしょ話(117)】

【amazon 『日本のクワガタムシ・カブトムシ観察図鑑』 カスタマーレビュー 2015年7月15日】 情熱的読書人間のないしょ話(117)

北海道・旭川の上野ファームのシラカバ(シラカンバ)の小道を爽やかな風が通り抜けていきました。また、層雲峡を流れる石狩川の上流部に夕闇が迫る様は、まるで水墨画のようでした。因みに、この日の歩数は12,259でした。

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閑話休題、『日本のクワガタムシ・カブトムシ観察図鑑――日本に棲息する種類と見分け方、観察のポイントがわかる』(吉田賢治著、誠文堂新光社)は、クワガタムシ。カブトムシ好きには堪らない本です。

日本に棲息するクワガタムシ96種、カブトムシ11種――2015年現在の全種、全亜種――が、全て原寸大で紹介されています。例えば、カブトムシはカブトムシ(ヤマトカブト)、ツチヤカブト、オキナワカブト、クメジマカブト、コカブト(ヤマトコカブト)、アマミコカブト、オキナワコカブト、サイカブト(タイワンカブト)、ヒサマツサイカブト、クロマルカブト、ホリシャクロマルカブトといった具合です。

それぞれについて、分布、形態、生態、観察・採集のアドヴァイス、飼育のアドヴァイスなどの情報が充実していますが、一番の魅力は「フィールドでのノコギリクワガタ」といった生態写真です。

夏休み前に目を通しておきたい一冊です。