榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

平凡な野鳥でも、その羽毛は驚くほど美しい・・・【情熱的読書人間のないしょ話(594)】

【amazon 『美しき羽毛』 カスタマーレビュー 2016年11月21日】 情熱的読書人間のないしょ話(594)

野鳥に造詣の深いFさんから「オシドリが2番(つがい)、坂田ヶ池に入ったという情報を得た」との連絡をもらったので、千葉・成田の坂田ヶ池に急行しました。本格的な大きなカメラを抱えた原田健夫妻と知り合い、一緒に、かなりの時間をかけて、池を隈無く探したのですが、残念ながらオシドリは見つかりませんでした。掲載した写真は、原田氏が3日前に坂田ヶ池で撮影したオシドリの番です。この池には、ハシビロガモ(雄、雌)、マガモ(番)などたくさんのカモ類が群れています。カワウもいます。ブラックバスを釣り上げた青年に行き合いました。JR成田線の下総松崎(しもうさまんざき)駅の駅長は、池への行き方と、1時間に2本しか列車が来ないことを親切に教えてくれました。オシドリには会えませんでしたが、気持ちのいい人たちに出会えた一日でした。早朝の空には下弦の月が懸かっていました。因みに、本日の歩数は16,933でした。

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閑話休題、『美しき羽毛』(松原卓二著、東京書籍)は、小さな小さな写真集です。

「スズメやキジバト、ヒヨドリといったごく身近な鳥たちの中にも、驚くべき美しさが秘められていることがわかります」。「デデッポーと少々陰気くさい鳴き声を森に響かせるキジバトや、キエーキエーと鳴き騒いで他の小鳥を追い払ってしまうヒヨドリなどは、日本中どこでも見られるお馴染みの鳥たちであるが、彼らの羽毛をあらためてじっくりと見てみると、鮮烈な美しさをそなえていることに気づく」。著者のこの感性に共感を覚えてしまう私がいます。

登場するいずれの鳥たちも魅力的ですが、大写しにされた雄のオシドリのカラフルな顔とつぶらな瞳には見とれてしまいました。