プロの動物写真家の業と執念が籠もった写真集・・・【情熱的読書人間のないしょ話(964)】
【amazon 『動物写真家という仕事』 カスタマーレビュー 2017年12月11日】
動物写真家という仕事
白色のシロカナリアという品種のカナリア、白色のスノーホワイトという品種のオカメインコを見かけました。アカマツの球果(マツボックリ)がたくさん落ちています。因みに、本日の歩数は10,790でした。
閑話休題、常時、デジカメを携帯して花鳥風月をカメラに収めることを趣味としている私にとって、プロの動物写真家の手になる『動物写真家という仕事』(前川貴行写真・文、新日本出版社)は、実に興味深い一冊です。
「長く仕事を続けていれば、チャンスをものにできなかった屈辱の瞬間を、数多く経験する。逃した傑作に落胆し、いたたまれない悔しい思いに満たされる。でも、そんな状況にも慣れなければいけない。苦い事実を受け入れ、できるだけ早く気持ちの整理をし、さらなる傑作を目指して再スタートをするのだ」。
掲載されている、いずれの写真も素晴らしいのですが、コスタリカのケツァール、アラスカのハクトウワシ、インドネシアのオランウータン、コカスタリカのベアードバクには、とりわけ目を惹き付けられました。このようにハクトウワシ、ベアードバクの迫力ある鋭い目つきを捉えるとは、やはりプロの業と執念は別格だと納得した次第です。