「高原」の魅力が凝縮した小冊子・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1279)】
【amazon 『山と高原』 カスタマーレビュー 2018年10月23日】
情熱的読書人間のないしょ話(1279)
福島・裏磐梯の五色沼の神秘的な色彩と紅葉を堪能しました。因みに、本日の歩数は17,447でした。
閑話休題、私は「高原」という言葉に接しただけで、爽やかな風を感じ、幸せな気持ちになります。
『山と高原』(小林百合子文、野川かさね写真、パイ インターナショナル)は、高原好きな二人組の文章と写真で構成された、高原のように爽やかな小冊子です。
長野の霧ヶ峰は、このように紹介されています。「霧ヶ峰は標高1500~1900mに広がる高原だ。夏には高山植物が咲き、天国があるならこんな場所かと思う。なかには八島ヶ原湿原や車山湿原などの高層湿原があって、木道づたいに散策ができる」。大分以前のことだが、霧ヶ峰で予定以上の時間を要したため、八島ヶ原湿原に辿り着いた時には夕闇が迫っていたことがありました。濃い霧に包まれた湿原の木道を一周したのですが、その幻想的な光景は今でも鮮やかに甦ってきます。
長野の開田高原に行ってみたくなりました。「開田高原の観光パンフレットを見ると、神々しい御嶽山の麓に広がる一面の蕎麦の花畑と、高原で草をはむ木曽馬という風景が必ず掲載されている。『山と馬と蕎麦』」。私は高原の牧場が大好きなのです。
秋田の森吉高原も訪れたくなりました。雪景色の山間を走る列車が私を呼んでいます。
福島の磐梯高原は、こう説明されています。「磐梯山の周辺では『裏磐梯』『表磐梯』という言葉を耳にする。猪苗代湖があるのは表磐梯で、磐梯山を境に反対側は裏磐梯。磐梯高原や桧原湖は裏側にあたる。・・・裏磐梯の雄姿を見たいなら五色沼の散策路を歩くといい。名の通り、点在する沼はそれぞれ色彩が違い、時間単位でもその色は変化するという」。そこで、今日、裏磐梯の素晴らしさを自分の目で確認してきました!