榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

昭和30年代の日本にタイム・トラヴェルさせてくれるカラー写真集・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1468)】

【amazon 『秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本』 カスタマーレビュー 2019年4月27日】 情熱的読書人間のないしょ話(1468)

幸運にも、キビタキの雌をカメラに収めることができました。いよいよ、夏鳥到来の季節です! キビタキの雄、オオルリの雄を目撃するも、撮影に失敗(涙)。千葉・野田の清水公園で、新緑のイロハモミジ、さまざまな色合いのツツジを堪能しました。因みに、本日の歩数は14,941でした。

閑話休題、『秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本』(J・ウォーリー・ヒギンズ著、光文社新書)は、駐留米軍軍属であったアメリカ人が昭和30年代の日本各地を撮影した382枚のカラー写真で構成されています。

東京の新宿駅前を荻窪に向けて出発する都電、新宿駅前の二幸(現・アルタ)、信濃町駅の駅舎、御茶ノ水駅から聖橋方向にかけての風景、日本橋に建設中の首都高速、銀座四丁目交差点、皇居のお壕の前を走る都電、二重橋、建築中の東京タワー、完成した東京タワー、上野動物園のモノレール、日暮里駅を通過する蒸気機関車、高尾山、埼玉の長瀞、京都の堀川通、奈良の東大寺、福岡の中洲、西鉄福岡駅付近、熊本の熊本城、熊本市役所前、勧業館前、坪井川、阿蘇山、天草、宮崎のサボテン公園――などなど、懐かしさに胸が熱くなってしまいました。

当時としては超贅沢なカラーフィルム、それも最上質のコダクロームで撮影されただけあって、今なお色褪せていません。

タイム・トラヴェルのように、昭和30年代に私たちを連れていってくれる写真集です。