榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

何が何でも、読み手を元気にするぞ!!!という一冊・・・【情熱的読書人間のないしょ話(1753)】

【amazon 『自己肯定力(3)』 カスタマーレビュー 2020年2月1日】 情熱的読書人間のないしょ話(1753)

ヒドリガモのエクリプス(繁殖羽に生え替わるまでの地味な羽色)の雄、羽繕いするオナガガモの雄、雌をカメラに収めました。因みに、本日の歩数は10,786でした。

閑話休題、『自己肯定力(3)――大丈夫、君ならできるよ』(鴨頭嘉人著、かも出版)は、読む人を元気にしてくれる一冊です。

「人の成功体験はたとえたった一度でも・・・必ず人生のどこかで自分を支える財産になる!!」。たった一つの成功体験が人生の支えになるというのです。だから、著者は、「誰かが成功体験を味わうきっかけを提供していく!!」ことを勧めています。

「社会人のお悩みランキングで、毎年1位をキープしているのは・・・人間関係。『会社に行きたくない・・・』。『働くのがつらい・・・』。『なぜだか体調を崩してしまう・・・』。その原因のほとんどが・・・人間関係。・・・『どうしたら楽しく働く大人を増やせるのか!?』。ずっと考え続けてきました!! そして・・・発見したんです!! たった一つの方法・・・奥義を!!!!! それは・・・グレートプレゼンターになること。グレートプレゼンターとは・・・『いつ・どこで・誰といても与える人』。笑顔を与える人。明るい挨拶をする人。細やかな気遣いができる人。優しく人を支えることができる人。惜しみなく愛を注ぎ続けられる人。・・・でも、どうやったらグレートプレゼンターになれるのか・・・!?・・・それはずばり!!・・・『グレートプレゼンターにたくさん出会うこと♪』」。

「杉本昌隆さんが、7歳のときの藤井聡太さんのことを語り始めました・・・。『彼(藤井聡太)は対局で負けると・・・まるで<この世の終わり>のように泣き続けた・・・。それは、幼い少年が悲しくて泣くのとはまるで違う・・・。しばらく盤面にしがみついて、大声を張り上げて泣き続ける・・・!! 周りの大人がなだめてもまったく聞いてない様子で号泣し続ける・・・!! 私はその姿を見て・・・彼は将来、将棋界を変える!! そう確信しました!!!』。僕はこのエピソードを聞いて何だかスッキリしました!! そうか・・・!!! 『悔しいはエネルギー!!』。悔しくて悔しくてたまらないのは・・・『現状の自分』と『理想の自分』とのギャップを感じている・・・!!! これって・・・『めちゃくちゃ自分に期待している』。素晴らしいエネルギーの源なんです!! この『悔しい』を避けずに全身で受け止めて・・・藤井聡太さんは数々の偉業を成し遂げた!!! そうです・・・!! 『悔しいエネルギー』は奇跡を起こす!!!」。

「!」の多さからも、著者の意気込みが伝わってきます。