意外に多くの、身近な植物が毒を持っていることに驚かされました・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2268)】
【読書クラブ 本好きですか? 2021年6月28日号】
情熱的読書人間のないしょ話(2268)
ネムノキ(写真1~3)、タイサンボク(写真4、5)、ノウゼンカズラ(写真6~8)が咲いています。クダモノトケイソウの園芸品種‘サニーシャイン’(写真9、10)が花を咲かせ、実(パッションフルーツ)を付けています。ニホンカナヘビの幼体(写真11)が獲物の昆虫を銜えた瞬間を目撃したが、その写真は撮れませんでした(涙)。ミシシッピアカミミガメ(写真12)がハスの葉の上で休憩しています。トンボの抜け殻を見つけました。
閑話休題、『ビジュアル「毒」図鑑200種――美しく恐ろしい毒物の世界!』(齋藤勝裕著、秀和システム)では、野菜を含む植物、キノコ、昆虫、海中生物を含む動物など200種以上の毒が取り上げられているが、私が驚いたのは、身近に接する植物の多くが毒を持っているということです。
イヌサフランは球根や種子が、ジギタリスは全草が、スイセンは全草が、タマスダレ(ゼフィランサス)は全草が、マムシグサは葉・実・球根が、レンゲツツジは花や葉が、スズランやドイツスズランは全草や花粉が、カロライナジャスミンは全草が、ヨウシュヤマゴボウは全体が有毒だというのです。
キョウチクトウに至っては、「花、葉、枝、根、果実すべての部分と、周辺の土壌にも毒性があります。生木を燃やした煙も有毒です。そればかりか、腐葉土にしても1年間は毒性が残るというシツコサです。腐葉土にする際にも注意を要します」と書かれているではありませんか。