榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

こんなことあるある、こんな人いるいると納得の妄想ハラスメント図鑑・・・【情熱的読書人間のないしょ話(2455)】

【読書クラブ 本好きですか? 2022年1月6日号】 情熱的読書人間のないしょ話(2455)

雪、雪、雪・・・。

閑話休題、『ハラスメント図鑑――訴えたらむしろ負ける!!』(こじらじ著、ネゴシックス絵、大和書房)は、「それをハラスメントと呼んだらもう何もできません」というものが満載です。

「本村弁護士から『こりゃ負けるね』というコメントをいただきましたが、実際ここに載っているものの大半は、訴えても勝てそうにない『妄想』や『こじらせ』です。ですが、『こんなことあるある』『こんな人いるいる』とクスっとしてもらえたら、これ幸いです」。

●デート中に別の女性を目で追うハラスメント=チラハラ
「今日彼は、私の目の前で3人と浮気してました」。
●「わたし幸せ」アピール投稿ハラスメント=幸せのマウンティングハラ
「その幸せ、一人で噛みしめておきなさい」。
●ハッシュタグ付けすぎて読みづらいハラスメント=ハッシュハラ
「お前のあだ名、ハッシュドビーフな」。
●コメント欄で偉そうに語るハラスメント=なぜ上から?ハラ
「報道系の仕事にでも就きなさい」。
●オフショットと言いつつ気合い入りすぎハラスメント=自然体すぎて不自然ハラ
「投稿してる時点でオフショットじゃない説」。
●通販番組のお決まりの展開ハラスメント=さ・ら・に!ハラ
「1個で半額にしてください」。
●話聞くフリして自分の話しかしないハラスメント=ちなみに私はぁハラ
「最初からそれを言いたかったんだね」。
●相づちにまるで心がこもっていないハラスメント=マジすかハラ
「おい、目が死んでるぞ」。
●結婚してから見た目変わりすぎハラスメント=たるんだハラ
「結婚ビフォーアフター」。
●年齢聞いたら「何歳に見える?」と返すハラスメント=若く見られたいハラ
「年相応に見えます」。

跋扈しているヴァラエティ番組より面白いことを、私が受け合います。