榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

企業内ビジネススクール創設の勧め・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3362)】

【読書の森 2024年6月24日号】 情熱的読書人間のないしょ話(3362)

オナガが雛に給餌しています(写真1~3。写真4~10は雛)。ネムノキ(写真11)、ヒマワリ(写真12)、コスモス(写真13、14)が咲いています。マンネンタケ(別名:レイシ)が生えています。因みに、本日の歩数は11,990でした。

閑話休題、『未来をつくる人と組織の経営戦略』(柴田巌著、プレジデント社)の主張は、3つにまとめることができます。

第1は、今後のビジネスパーソンにとっては、ChatGPTなどの生成AIの台頭に見られるような外部環境の変化にタイリムリーに対応する、あるいはそれを先取りして学び続けることが不可欠である。

第2は、企業の次世代を担うリーダーには、デジタル技術の習得だけでなく、経済情勢やライフスタイル、価値観の変化に対応することが求められる。

第3は、このような人材を育成するには、外部の教育機関などに任せるのではなく、自社内に独自のビジネススクール(本書では、企業内ビジネススクールと呼ぶ)を創設するのが最善の対策である。

個人的に印象に残った指摘を挙げておきます。

●次世代を託せるのは、失敗を学習と捉えて挑み続ける人材。

●生涯学び続けなくてはならない時代。

●不要になった知識やスキル、考え方は意識的に捨て去るアンラーニングという学び。

●失敗するのが当たり前という企業文化に変える。

●素早く行動して、PDCAを素早く回す。

●構想力を持つ次世代人材がカギを握る。