宮崎駿はアニメーターとしては不世出の天才だが、脚本家・監督としては二流以下なのか・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3542)】
【読書の森 2024年12月16日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3542)
マガモの雄と雌(写真1)をカメラに収めました。イロハモミジ(写真2、3)、ミツバツツジ(写真4)が紅葉しています。トキワサンザシ(写真5、6)、セイヨウヒイラギ(写真7)、ヤバネヒイラギモチ(別名:チャイニーズホーリー。写真8)、キノミセンリョウ(写真9)が実を付けています。我が家の庭の餌台にやって来るメジロ(写真10~18)たちを見ていると、時間が経つのを忘れてしまいます。
閑話休題、かねがね私は宮崎駿は魅力的な『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』のようなアニメ―ションを作る一方で、なぜ飛行機や空中戦を好んで扱うのだろうと不思議に思ってきました。今回、『誰も語らなかったジブリを語ろう』(押井守著、東京ニュース通信社)を読んで、その理由が分かりました。
本書は、宮崎駿とアニメ―ションに対する価値観の違いから、宮崎と議論・ケンカが絶えなかった映画監督・押井守の本音爆発本です。
押井の言い分を私なりに整理すると、
●宮崎はアニメーターとしては不世出の天才だが、脚本家・監督としては二流以下だ。
●戦闘機、爆撃機、戦車などを好んで描くのは、宮崎が戦争反対のくせに軍事オタクで飛行機マニアだから。
●宮崎みたいな怪物とやり合うためには、捨て身になってケンカしなきゃ。そういう大胆さが必要なんだよ。
――ということになります。
長年の疑問が氷解して、あー、スッキリした!