野生生物に超小型の無線タグを装着し、国際宇宙ステーションからその動きを追跡することで得られるもの・・・【情熱的読書人間のないしょ話(3904)】
【読書の森 2025年11月30日号】
情熱的読書人間のないしょ話(3904)
ハクセキレイ(写真1)、ハシボソガラス(写真2)、オナガガモの雄と雌(写真3、奥が雄)、雄(写真4)、雌(写真5)、コサギとダイサギ(写真6、左がコサギ)、コイ(写真7)をカメラに収めました。イチョウ(写真8)が落葉しています。









閑話休題、『動物たちのインターネット――生きものたちの知られざる知性と驚異のネットワーク』(マーティン・ヴィケルスキ著、プレシ南日子訳、佐藤克文解説、山と溪谷社)は、生物学者の著者が野生動物に超小型の無線タグを装着し、国際宇宙ステーションからその動きを追跡することで、鳥、昆虫、コウモリ、ウサギ、サル、チーター、ハイエナ、カモシカ、シマウマ、ウシ、キリン、サイ、ゾウなど、さまざまな生物たちの生態をリアルタイムで「可視化」することを実現するまでの奮闘記です。
「動物たちのインターネットにアクセスすれば、すぐに動物たちのメッセージを受け取ることができる。そして、最新のメッセージと同時に進化の過程で蓄積された動物たちの集団的知識も受信し、古代から現在に至る膨大な量の知識を活用できるようになるだろう」。
