榎戸誠の情熱的読書のすすめ -3つの読書論・ことばのオアシス・国語力常識クイズ(一問一答!)-

38年間、使い続けてきたファイロファックスのおかげで、ここまでやってくることができた――老骨・榎戸誠の蔵出し書評選(その114)・・・【あなたの人生が最高に輝く時(201)】

【読書の森 2024年6月5日号】 あなたの人生が最高に輝く時(201)

●『スーパー書斎の仕事術』(山根一眞著、ビジネス・アスキー)

●『スーパー手帳の仕事術』(山根一眞著、ダイヤモンド社)

●『スーパー書斎の道具術』(山根一眞著、ビジネス・アスキー)

41歳の時に目から鱗が落ちる思いをした本が、『スーパー書斎の仕事術』(山根一眞著、ビジネス・アスキー)、『スーパー手帳の仕事術』(山根一眞著、ダイヤモンド社)、『スーパー書斎の道具術』(山根一眞著、ビジネス・アスキー)である。これらの本で紹介されていた「山根式・袋ファイル」とシステム手帳「ファイロファックス」との付き合いは今年で38年になるが、その効能は絶大である。

1984年に日本に上陸した英国製システム手帳「ファイロファックス」(ルースリーフ式で縦18.5cm、横12.5cm、厚さ4cmのバイブル・サイズ)に対する著者の熱狂的な思い入れに影響された私は、直ちに銀座の伊東屋(老舗の文具店)に駆けつけ、36000円(当時)のファイロファックスを購入したのであった。