cool head and warm heart(冷静な頭と、温かい心)・・・【ことばのオアシス(23)】
【薬事日報 2010年1月22日号】
ことばのオアシス(23)
cool head and warm heart(冷静な頭と、温かい心)
――アルフレッド・マーシャル
英国の著名な古典派経済学者、アルフレッド・マーシャルが、1885年のケンブリッジ大学経済学教授就任講演「経済学の現状」で述べた言葉。
マーシャルの愛弟子で、やがて師と袂を分かち「ケインズ経済学」を打ち立てたジョン・メイナード・ケインズが、後年、著した『人物評伝』のマーシャルの章で、この言葉を紹介したため広く知られることとなった。マーシャルは、その講演を「cool head(冷静な頭)とwarm heart(温かい心)を持ち、最高の能力を以て社会的課題に立ち向かい、力の限り努力を惜しまない経済学の徒を、一人でも多く育てることが私の念願」と結んでいる。
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