生えている場所から植物が探せる便利な図鑑・・・【情熱的読書人間のないしょ話(409)】
【amazon 『生えている場所でわかる植物の名前図鑑』 カスタマーレビュー 2016年6月5日】
情熱的読書人間のないしょ話(409)
散策中に、黄色い花と長く伸びた黄色の雄蕊が優美で華やかなビヨウヤナギを見つけました。夏の訪れを感じさせるナツツバキが咲き出しています。カラーの白い仏炎苞が目を引きます。アジサイが咲く小道の奥に小さな堂があり、その軒下にはウスバカゲロウの幼虫・アリジゴクたちの巣がたくさん作られています。因みに、本日の歩数は10,529でした。
『生えている場所でわかる植物の名前図鑑――散歩やハイキングが楽しくなる! よく見かける植物311種収録!』(金田一著、世界文化社)は、散策中に見かけた植物の名前を知りたい人にとって、頼りになる心強い図鑑です。
街路・生け垣、市街地・公園、神社・寺院などに植えられている樹木を探すとき、また、道端・草地、空き地・土手、田畑・畦、雑木林・林縁・藪、水辺・海辺などに生えている草花を見つようとするとき、本書があると私のような初心者は助かります。
例えば、黄色な花がよく似ているキンシバイとビヨウヤナギは、このように比較説明されています。「●キンシバイ=ビヨウヤナギと違って雄しべは花から突き出ない」、「●ビヨウヤナギ=葉も花も大きく、キンシバイと違って花弁が重ならない」。このように見分け方のポイントが明示されていると、その植物の名前に辿り着きやすくなります。その他の解説部分も、簡潔ですが充実しています。